辛い事が、あった時

薫子、実は今もの凄い受難を抱えている。
今日も、堪らなくなり先生宅伺い、思い切って呼び鈴を押した。
薫子ですと言うと、夫人が玄関に出てこられた。
夫人に、今の薫子の抱えている受難を全て聞いて頂いた。
ハグして頂き、祈りますねと仰って下さった。
しかし、イエス様が十字架に架けられた事から考えると、薫子の受難なんてたいしたものではないと気付いた。
薫子は、今聖書を読むのが楽しくてしょうがない。
そのみ言葉の中にこんなのがある。
いつも喜んでいなさい
絶えず祈りなさい
これが、キリストイエスにあって
神が、あなたがたに望んでおられることです
だから、薫子は、どんな辛い時でも喜んでいよう!心は苦しくても、笑っていようと心に決めたのです。
そして、絶えず祈ろうと、祈りの力には凄いものがあるのです。
でも、薫子の受難は祈りだけで解決するものではないとも夫人は仰った。
先生と、今度ゆっくりコーヒーでも飲みながら話してみなさいと。
薫子には、イエス様と、先生と夫人という強い味方が付いて下さっているから、兎に角先生に相談してみようと思った。