薫子のまったり一人タイム

薫子、夜中のコンビニが、大好きである。
何故かって、パジャマ姿で行けて、大好きな甘いお菓子を沢山買い込んで、コーヒーなんか買っちゃって、しかもいつもは、家族の手前買えないお高いお気に入りのエスプレッソなんか買っちゃって、一人静かに、まったりと食べるわけよ。
早い話、過食なんざんすけどね。
深夜だから、子供達も眠ってるし、旦那様のリチャードギアは、夜勤でしょう。
だから、本当に一人の時間。
薫子さんは、実は、一人の孤独タイムが大好きなんです。
実は、旦那様も右に同じなんざんすよ。
で、深夜、孤独な一人の時間を楽しんでると、夜勤明けの旦那様が帰宅して、2人して駄弁って、旦那様は昼夜逆転だから、酒盛りして、2人盛り上がってラブラブショウ~!!
で、お兄ちゃんの起きてくる時間になるから、旦那様は、又夜勤だから仮眠を取って爆睡して、薫子さんは、お兄ちゃんのタッパ大2個のドカペンと、旦那様への愛妻弁当を作り、お兄ちゃんがおきたら、高校へ行く為家を出るまで起きてて、いってらっしゃいと送りだしてから、再び眠るのでした。
まるこは、勝手に起きて、担任の先生からの電話を首を長くして待ち、先生が車で迎えに車で、玄関先で首を長くして、まっており、薫子さんが、目覚めたらまるこは、学校に行っておりましたとさ、ちゃんちゃん。

昔、昔、あるところに、大嘘吐きのおじいさんと、おばあさんが住んでおりましたとさ。
若く、何も知らない純粋な娘は、そのおじいさんと、おばあさんの大嘘を信じて尽くしておりましたとさ。
ある日、山へ行こうとして若く何も知らない純粋な娘は、神様から、そのおじいさんと、おばあさんが大嘘吐きだと教えられました。
若く何も知らない純粋な娘は、大ショックを受けました。
実は、その娘、おじいさんと、おばあさんのつくほら話に気付いており、それまで散々苦労させられのしたとさ。
で、うって変って病に倒れたおばあさんは、その娘に、病の愚痴を長々と語り、又、おじいさんは、昔お金持ちでしたが、貧乏になり、それをとくとくと娘に語り、純粋な娘は、それを信じて疑わず、毎日お祈りしていました。
で、ある時、神様が、娘に真実を知らせて下さり、誰にも言えず、その娘は、おじいさんと、おばあさんよ、地獄に堕ちろと心の中から、叫びましたとさ。
友達バージョンもあるでよ。
聞きたくないかい?
聞きたくなくても、聞いておくれ。
あるところに、昔の友達か住んでおりましたとさ。
可哀想で、不具合な友達に、同級生の娘は、ずっと、ずっと祈り続け、家に来たなら、我が家では使わない物や食べ物を沢山持たせてやったり、時には、タブーの金銭を貸してやったりしておりましたとさ。
その友達は、貧しく子供の頃から、苦労の連続でした。
実の父は、酒乱でお酒が入ると、同級生に暴力を与えて育ったために、自分の子供達にも同じことをして育てておりました。
貧しい同級生夫婦は、お金が入ると、夫婦でラブラブして、昼から朝方まで遊んでくらしておりました。
でも、同級生のつく大嘘に騙され続けた娘は、心を病み、同級生と縁をきり、胸がすーとしましたとさ、
でも、いつもいつも娘は、同級生の事を祈っておりました。
そしたら、同級生から、いきなり連絡があり、あるところに会いに行きましたとさ。
話をしていても、同級生は、昔とちっとも変らない大嘘つきがみえてきて、娘は、その同級生の事を地獄に堕ちろとしみじみ思ったとさ。