車窓の風景

薫子、今日もまること整形にリハビリに行く。
リハビリのスタッフは、至れり尽くせりで素晴らしい。
リハビリも、ホットパックが心地よい。
一日も早く回復して、日常生活を送れるようになりたい薫子であった。
若いころ、勤め先で、足にひびを入れ、休職して病院へタクシーで通院し、松葉杖の生活を思い出し、障害者さん達の御苦労を思う薫子である。
が、薫子は、回復出来るのであるし、今は主がもうけた自由な時間と考え、好きな事をして過ごそうと思っている薫子であった。
今日、まることタクシーに乗り、シャメをする薫子であった。
こうして、写真が撮れなくても、こういう方法があったのかと気付かされた薫子であった。
車窓の景色も、こうして見ると中々よろしく思うのは、薫子だけであろうか?