やっと施設に入所している叔母に会いに行ける

やっと叔母の待つ施設に行けて、薫子ほつとした。
ずっと事故に会ってから、ハガキを書いて送っていた。
薫子の顔を見ると、嬉しそうにほほ笑む叔母。
叔母は、8月30日が誕生日だったのでプレゼントを買ってからいったのだ。
真っ先に渡すととても喜び、只あけたりする力がなくなった居るのであけて渡すとしても喜んでくれた。
明るく軽いお洒落で可愛いお湯のみである。
叔母は、亡き伯父貴のジャズのCDを膨大なCDの中からくれたのである。
愛する旦那様の愛してやまないジャスだけは、貸せないと言っていた叔母の変わりように驚いた。
そして、ハガキの字のあまりの下手さを指摘されお説教である。
字の練習をしなさいと、かきかたについてもひと悶着あった、久しぶりの叔母であった。
とてもうれしく、手を握り又ねと言い部屋を出た薫子であった。
とても穏やかな顔で、口も昔みたいに達者になった叔母であった。
もっと、もっと昔みたいに元気になれよ、心から愛する叔母ちゃん!