赤ひげ先生②

で、特筆すべきことが2つあると。
1つは、まるこは、先生のお陰で産めたということ。
まるこがお腹にはいっとるち分かった時、薫子精神科の薬を飲んどった。
先生にも話して、旦那様と相談して一度はあきらめることにしたと。
でも、母性が産みたい！！産みたい！！ち言いよる。

で、薫子診療所に日参して先生に話し聞いてもらったと。
で、先生初診だけお金取って、次からはお金取りんしゃれんったい。
で、結局旦那様と幼稚園やったお兄ちゃんとで診療所へ行ったと。
先生を交えて、話し合いをしたと。
で、先生福岡で一番大きい大学病院の精神科と婦人科に
紹介状を書いて下さった。
で、旦那様とお兄ちゃんとで大学病院へ行ったと。
精神科でも、婦人科でも「大丈夫ですよ」て言われて大学病院に通ったと。
診療所は、駅の近くやったけ、検診の帰り診療所へ行き、
先生と何気ない話しすると。
先生は、いつもニコニコ薫子の話し聞いてくれんしゃった。
破水して、入院した日担当のインターンの先生と喧嘩してね。
で、薫子、先生のご自宅に公衆電話からかけて色々聞いてもらったとよ。
で、まるこは、翌日の夜中に元気な産声を上げたったい。
本当、先生がおらんかったら、薫子まるこ産めんかったやろうね。

それからね、先生はまるこの命の恩人でもあるとよ！！！
まるこが、よちよち歩くようになって、一番心配しとったとが、
薫子の薬の誤飲。
まるこの手の届かんとこに、置いといた。
でも、まるこはやってしまったったい。
それも、日曜日！！！
お兄ちゃんが、見つけてくれたとよ。

慌てて、薫子先生の家に電話したら、たまたおられたと。
で、先生「すぐ、急患センター連れて行きなさい！僕が、電話しておくから」ってね。
で、家族みんなで連れて行ったと。
急患センター行って、名前言ったら一番に見てもらえた。
胃洗浄して、市外の大きい病院に一晩泊まって、まるこはケロリとしとったよ。
最近、まるこにその話をしたら笑いながら
「まるこね、多分お菓子か飴くらいに思って飲んだとよ」

薫子は、先生に足を向けて寝れんとよ。
他にも、先生から沢山お世話になった薫子たい。

今、その先生がお元気になられて、今お世話になっている薫子の先生とクリニックをしておられる。
たまに、お顔を拝見して少し話したり、先生の診察室から先生の話す声や談笑が聞こえる時があると。
嬉しかよ。

先生は、患者さん達に気持ちを込められすぎて倒れたとたい。
これからは、ゆっくりゆっくり患者さんと向き合われて欲しか。
ありがとうございました、先生。